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俵山昌之 QUINTET ~ Shinsyu Jazz Min Live Series(2枚組、税込み2,500円)→購入する
このCD/Rは2014年10月18日、松本市市民芸術館小ホールで収録しました。 会場はアンプラグド(拡声装置を使わない)で、ご来場の皆様には珍しくナマの楽器の音をお愉しみ頂きました。JAZZでのホール演奏はほとんど無い…そうですから、後の<藤井学カルテット>と併せ貴重な収録となりました。
リーダー俵山昌之と、この日の松島啓之/tp・納谷嘉彦/p・川嶋哲郎/ts・小山太郎/dのメンバーは、どの楽器に於いても国内有数のアーティストです。
当日一足早く松本に着いた俵山は、大切な楽器のため日陰になる駐車場を選ぶのに時間を掛け、やっと老舗の蕎麦店に座って一言目に『今日は凄いコトになりますよ!』…と。私は『あ、そうですか』と、意味が判らぬまま頷くのみでした。
芸術館の予約は13ヶ月前。実はさらにその前に藤井学から<タワーステーション>のライブ開催を要請されて受け、藤井学・福井ともみ・市川ひかり・纐纈歩美の初期メンバーで市内の著名ホテルの会場を100人満員にしています。それが俵山との初対面となり、続いて藤井学のクインテットのライブ主催となります。
CDはファーストステージとセカンドステージの2部2枚組の構成です。どうかお聴きになるときには会場の雰囲気をご想像下さい。<Nighe In Tunisia>での川嶋哲郎は高域では自ら吠えています。小山太郎はハイハットだけをステージ中央に持ってきて絶妙のワザを披露しています。俵山も右手にドラムのスティックを持つ独特の奏法をして喝采を浴びています。
納谷のピアノが曲によってはやや小さめなのは大変惜しいのですが、ピアノの反射板がベースの音を拾ってピアノ用のマイクに入り、結果として<歪み>になってしまうので、どうしても音量を抑えないと音の良くないCDになってしまうのでした。
このCD/Rは2015年に彼らミュージシャンの会場での販売用に製品化しています。今回初めて一般の方々にも聴いて頂こうとジャケのデザインを修正して市販に踏み切りました。ファンの皆さんには既にご購入済かも知れませんのでご注意下さい。
(文中では敬称を略しました)

●俵山昌之 Quintet in Kyoto ~ Shinsyu Jazz Min Live Series(2枚組、税込2,500円)→ 購入する
俵山率いるクインテットの京都初ライブは、市内中心の三条京極から西に一筋目の<le club jazz>で2019年5月18日20時にスタートしました。
4時過ぎにリハのため会場入りしてのハプニングは白いピアノ…昼に使われた時に1本のピアノ線が切れた…というのです。勿論スグに調律されたのですが、交換後は度々変調すると言うのでリハ中も増し締めするなど、ピアノの納谷は大変!
そして8時には・・・会場満員!メンバーに少し緊張が走ると同時にヤル気も。今夜は収録する…という前触れからかお客様も少し硬い中で演奏が始まったのですが1曲を終えたところで…あららピアノ線をまた調整、会場の笑いを誘って一気に空気は和みます。
京都はツァー3日目でメンバーの調子はバンバン、どの楽器を取り上げても国内有数のミュージシャンの手になる全体に明るく、華やかさ溢れる演奏と、信州JAZZ民の『スタンダードと云うよりも名曲を』というリクエストもあって、客席の興奮が徐々に広がって行ったのでした。 (敬称略)