駅馬車 Stagecoach

 第二次世界大戦が始まった年の映画。あらすじは、wikipediaのとおり。南北戦争の記憶も残る中、それぞれ事情を抱える者がアパッチ族の襲撃をくぐり抜け旅に出る。ヒーローのリンゴ・キッド(ジョン・ウェイン)と酒場の女ダラスはともに外れ者どうしで、それゆえ馬が合ったようだ。リンゴが復讐を果たして二人は結ばれるというハッピーエンド。そんなにカッコいいかな…。

登場人物も個性的で楽しめた。特に飲んだくれの医者が印象的だったが、同時に既視感があった。おそらく多くのドラマに踏襲されているのだろう。

改めて西部劇を歴史的に見てみると、まだ開拓が西海岸に到達していない頃だから、無法者があおり、決闘もあって、かなり荒っぽい。ネイティブ・インディアンが何の躊躇なく蛮族savageとされていたが、南北戦争後もまだ闘い=抵抗があったようだ。