スピノザとフェルメール

最近、発見した面白そうな本。スピノザという17世紀当時の世界都市オランダに隠棲していた哲学者に関心があって探していたら、出会った。スピノザへの関心は自由意志の否定とその背景にある汎神論的世界観にある。                       ●人間は自分では自由生きていると思っていても実は全然そうじゃない。この哲学者はこの不条理をどう乗り越えようとしたのか?社会学を研究していて痛感させられたこと――日々の生活で痛感することでもある――をもう少し言語化し、世界観にまで高めらないかと思っている。●ただスピノザは難しい。フェルメールの絵画は、日常の些細な瞬間に永遠が宿ったかのような趣があり、いわれてみればスピノザの世界と重なるかも。 140129記