大林 宣彦『廃市』1984年

戦後すぐにノスタルジックで幻想的な静けさが漂う水の街に、学生が一夏滞在した。そこで起った事件の顛末を後年、回顧する。事の発端は姉の夫をめぐる姉妹の愛憎と葛藤。夫はそれに耐えられず愛人と心中してしまう。小林聡美が若いころで丸々としているのが印象に残った。