文化人類学の夢と罪①

文化人類学の夢と罪①

ちょっと前の文化人類学や民俗学は、思わず引き込まれるようなエピソードが結構あった…

斎藤幸平『人新世の「資本論」』集英社新書

斎藤幸平『人新世の「資本論」』集英社新書

 リベラリズム(自由主義)とは何か?シンプルに言って議会制民主主義と市場経済の組…

熊代亨『健康的で清潔で…』のつづき

 だが現代日本の悲惨は、著者が資本主義、社会契約、個人主義とまとめる近代原理にも…

熊代亨『健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて』イースト・プレス、2020年

熊代亨『健康的で清潔で、道徳的な秩序ある社会の不自由さについて』イースト・プレス、2020年

 拙著で大いに学ばせてもらったこともあり、知人の勧めもあって読む。「現代における…

17歳のウィーン フロイト教授人生のレッスン

 老いたフロイトと青年の交友を描いた作品(東座作品紹介)田舎から大都会ウィーンの…

虚無を抱える一匹狼

虚無を抱える一匹狼

 なかなかいい作品だった。ポランスキー監督。汚職や家族の近親相姦といった社会の暗…

能町著(つづき)

④ゲイの夫(仮)は外で好きな相手と楽しんでいる。能町は「そんな時、私のやっている…

能町みね子『結婚の奴』平凡社

能町みね子『結婚の奴』平凡社

 女性に性転換して心も体も女性になった筆者とゲイの夫(仮)が、性関係抜き(別室で…

ストレンジ・アトラクタ――科学、芸術、社会の共振

ストレンジ・アトラクタ――科学、芸術、社会の共振

ジョン・アーリ『グローバルな複雑性』を読んでいたら、「ストレンジ・アトラクター」…

歴史にifがあったなら

歴史にifがあったなら

今年、2月に上梓した本の冒頭に書いたことだが、大学の同級生がそろって独身であるの…